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2017年6月9日
医療の役割

私の外来に狭心症で長く通っている高齢男性がいます。ひと通りの診察が終わると質問してきました。

「先生、私の病気と全く関係のない質問なのですが、腫瘍は遺伝しますか?」

質問の真意がわからないまま私は説明しました。

「どんな病気でも、たとえそれが癌でも高血圧症や糖尿病のような生活習慣病でも、遺伝的な素因つまり体質というものは関係しますよ。ただし、親が癌だったら必ず子供が癌になるとか、子供が癌になったら親からの遺伝が原因であるとか、いわゆる遺伝病ではありませんよ。なにかありましたか。」

普段は冷静沈着なその患者が突然泣き出しました。

「先週私の息子が脊髄腫瘍で手術をしました。幸い手術は成功したのですが後遺症で麻痺は残るそうです。孫がまだ3歳で息子はこれからまだまだ頑張らなければなりません。原因が私にあるのではないかと、私はずっと自分を責めていました。」

そうか、そういうことだったのか。

「脊髄腫瘍は大変な病気ですが、手術で取りきれたのだから大成功。あとはリハビリを頑張るだけです。息子さんはあなたのお子さんでしょう。絶対に頑張るはずです。あなたのためにも奥様のためにも3歳の子供のためにも。大丈夫。」

患者は涙を拭いながら「先生の言葉で救われました。ありがとうございました。」そう言って診察室を後にしました。

長い人生生きていれば色々なことがあります。嬉しいこともあれば悲しいこともあります。良いときもあれば悪いときもあります。治る病気もあれば治らない病気もあります。それでも胸を張って一歩でも前に進んでいっていただくための支援をすることが医療の役割だと感じます。

院長 長嶋 浩貴